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DIYサラリーマン・むく太郎EX

DIYにハマった不器用なサラリーマンのぼくが、お金をかけずに自分テイストで作った家具、雑貨、エクステリアをコツコツ紹介するブログです。

時を超え、愛される偉人たちが残した恋文が想像以上に良かった話。

まなびの杜

8月になりましたね。むく太郎です。

f:id:パンと木の皿

連れのパンをいただきます。きなこの優しい甘さが引き立つ素朴なパン。

食べられることは幸せです。

 

話は一変。ぼくの会社で大規模な設備改変があるため、お盆休みが長い。

2週間です。なにしよ(DIY、山登り、etc...)。

来月の給与明細が恐ろしいことになるという不可抗力は変わらないので、自分のために読書の量も増やそう。というか勉強する時間にもしていきたいと思ってます。

アウトドアも楽しみたいけど、暑いのでね。

まぁ今日のエントリは、ちょっとした雑学。

偉人たちの恋文を読む機会がありまして。

なんじゃこりゃ!というようなものから真摯な愛が伝わる名文まで。

ラブレターどころか手紙も書かなくなったぼくは、これを機に文筆の良さを改めて感じることが出来たので、皆さんも良かったら、ゆっくりご覧になってください。

人の文章を解釈したりするのは、楽しいです。

まずは、白馬に跨った肖像画で有名なあの偉人から。

ナポレオン・ボナパルト⇒妻:ジョゼフィーヌへ

f:id:ナポレオンの妻

若き英雄などと言われ、フランス革命の立役者としても広く知られているナポレオン。

そんな軍人から皇帝に成りあがった「時代の覇者」も愛する妻には、翻弄されていたようです。

それがこちら。

私はもはやお前を愛してはいない。それどころかお前を憎んでいる。お前はまるで手紙をよこさない。夫である私を愛していないからだ。お前の手紙がどれほど、夫を喜ばせるものかわかっていながら、ちょっとペンを走らすだけの、たった5、6行の手紙さえ書こうとしないではないか! 新しい恋人ができたのか。用心するがよい、ジョゼフィーヌ。ある晴れた夜、ドアが蹴られ、この私が現れるであろう。実際、いとしきひとよ。私はお前から手紙がこないのが心配なのだ。 (SmaSTATION-5)

冒頭の文から半端じゃない。むしろ出落ち。

そのくらいジョセフィーヌさんに持ってかれている皇帝ナポレオン。

ちょっとクスッとしてしまうような、彼の愛憎に満ちた文章。

ある晴れた、つまり穏やかな夜にやってくる白馬の王子様は妻を見た瞬間、顔が嬉しさでゆるんでいたことは容易に想像できますね!

 

さてお次!

ベートーヴェン⇒「BT」

f:id:ベートーヴェン胸像

音楽の授業でもこの方については、皆さんもご存知ですよね!

バッハと並んで後の音楽史に多大な影響を与えた人物です。

聴覚障害を患っていたとされる中、「第九」「月光」「エリーゼのために」。

誰でも聴けば「あ、これ!」となる楽曲の数々を生み出したベートーヴェンのラブレターもなかなか秀逸。

燃える心を静めて2人の行方を考えよう。
一緒に暮らすために。
愛してほしい。
君への忠実な愛を信じておくれ。
あなたは永遠。僕も永遠。
いつまでもふたりで

(TBS「News Bird」)

冒頭のナポレオンとは相反して冷静な文脈ですが、その愛情はホンモノ。

音楽家ならではのロマンチックな表現で綴られた恋文は、「BT」とだけ書かれていた人物に宛てたもの。

相手がどんな方かは全て謎ですが、ベートーヴェンが愛した人であるという事は未来永劫変わらない事実。なんちって。

 

まだまだいきます!

アルバート・アインシュタイン⇒3歳年上のミレバ・マリッチへ

f:id:アインシュタイン夫婦

相対性理論の発表を始め、物理学界に大影響を及ぼした偉人。

推定IQ160~190といわれる天才中の天才も、チューリヒ工科大学に通っていた3歳年上のマリッチに恋をします。

そんな彼が寄せたラブレターがこれ。

「愛しい人よ、きみに出会う前、ぼくはひとりで、どうやって、生きていられたのだろう。
きみなしでは、ぼくの人生は人生ではない。
愛する人よ 結婚したら、一緒に科学の研究を続けよう。
教養のない俗物として、年をとりたくないからね。
今、きみ以外の人はすべて、目に見えない壁の向こうにいるようで、よそよそしく感じるんだ。」

難解な数式などありません。至ってシンプルな文章はマリッチの心をとらえ、後にアインシュタインの妻へ。(その後離婚)

愛を表現するには、ストレートに想いを伝える。これがベストな方法なのでしょう。

 

海外の偉人ばかりではありません。

f:id:有名人のラブレター

既に3人の世界的な偉人の恋文を見てきましたが、これからは日本人。

まずは、文学の功績を称えられ「芥川賞」と名前がついた大正の著名小説家。

芥川龍之介⇒塚本文へ

f:id:芥川龍之介イケメン

「蜘蛛の糸」「羅生門」。国語の教科書にも題材として取り入れられたりと、昔から幅広く親しまれている文学を書いてきた芥川龍之介。

そんな彼が後の妻となる、塚本文さんに宛てた有名な恋文はこれ。

ぼく、この文が一番好きかも。

「僕のやってる商売は、今の日本で一番金にならない商売です。
その上、僕自身もろくに金はありません。
ですから、生活の程度からいえば、何時までたってても知れたものです。
それから僕は、からだもあたまも、あまり上等には出来上がっていません。
あたまの方は、それでもまだ少しは自信があります。
うちには、父、母、伯母と、としよりが三人います。
それでよければ来て下さい。理由は一つしかありません。僕は文ちゃんが好きです。それだけでよければ来て下さい。
芥川龍之介

たった200文字くらいだけど、彼女への愛情が物語のようにふとイメージできるのは、彼が偉大な文学人だからでしょうか。

いや、彼の誠実さや思慮深さが全て詰め込まれているからでしょう。

読んでるこちらまでほっこりしてる。

SNSや通信手段が多様化した今、想いを伝えるというツールとしては、影を潜めてしまった「大人のラブレター」。

こういったアナログなことを見直してみるいい機会にもなりました。

 

最後は、先日息子がTVで楽曲をカバーして話題になった歌手のお話。

尾崎豊⇒後に妻となる繁美さんにあてたラブレター

f:id:尾崎豊のラブレター

ぼくも小さい頃から聴いてきた尾崎豊さん。亡くなったのは27歳。

同じ年齢に間もなくなると思うと、時間の速さと自分が少し大人になってしまったことに気付く。

 

Dear My Life Shigemi
最近、こんな夢を見たんだ。それは君と僕が二人でお遍路さんのように、白い光の中で、日本の各地をずっと歩いている夢でした。辺りには一日を象徴するほどの濃さの霧が立ち込めていて、それ以外僕らを邪魔するものは何もないんだ。君は僕の手を引きながらさかんに何か言っている。君に手を引かれた僕はまだ三歳位の子供なんだ。君ははっきりとした口調でまだ三つの僕に言い聞かせるんだ。
≪中略≫
『はじめの一歩!!』それでもまだ三つの僕には何のことかわからないらしく、君はほとほと困り果ててしまう。それでも君はまたもう一度はっきりとした口調で言うんだ。
はたして僕は、はじめの一歩に成功したのだろうか。それともまだ出来ぬままなのだろうか。出来れば、今すぐにでも一緒に「はじめの一歩っ!」ってとびはねて、君と一緒に一日一日を過ごして行きたいです。(早く会いたい・・・・・・)
はじめの一歩!!!ビョン!!!
P.S. もしかしたら、その子供は僕らの子供なのかも…。僕には夢がある。その夢へのはじめの第一歩を君と歩き出したい。早く結婚しよう。愛しているよ…繁美

この文を読んでから、息子、尾崎裕哉(ひろや)さんがカバーした父の代表曲「I LOVE YOU」を是非聴いてください。

裕哉さんはぼくと同い年。

つまり、豊さんが亡くなった27歳と同じ今、この曲をテレビで披露したのです。

すごく感慨深いと思います。

www.youtube.com

ぼく、妻である繁美さんの書籍も持っています。

今一度、この時間を利用してよんでみよう。

番外編:第一次世界大戦で戦死したイギリス人兵士、トーマス・ヒューズさん

f:id:shakesound:20160805121130p:plain

こちらは海に投げたラブレターが85年後に拾われたという話。

1914年、英仏海峡をフランスへと向かう英軍輸送船から清涼飲料水の瓶に手紙を入れて海へ投じました。トーマスさんは海に託した12日後に戦死。

そこにはこんなことが書かれていました。

どなたであれ、この手紙を受け取られた方へ同封の手紙をこの住所へお届けいただき、1914年9月9日、戦線に赴く哀れな英国人兵士の祈りをかなえて下さるようお願い申し上げます。
署名:上等兵T・ヒューズ、第二ダーラム軽歩兵隊、第三軍隊派遣部隊

愛する妻へ
船の上でこの手紙を書いて、海に投げ込んでみる。君に届くだろうか。愛する人、しばらくの間、お別れだ。
愛する夫より

妻の名はエリザベスさんというそうで、この手紙の存在を知ることなく1979年に亡くなったとのことです。しかし、

当時2歳だった娘さんがニュージーランドにいたのです。亡き父・ヒューズさんの手紙は85年の時を超え、娘・エミリー・クローハーストさんに届けられました。時には時代を超え、時にはどんな困難をも越え、人々の愛する気持ちを伝えてきたラブレター。そこには、たくさんの真実の愛が詰まっていました。

SmaSTATION-5

たまたまぼくらは運がよく、平和な時代に生まれました。

それを痛感させられる文章です。

いかがでしたか。

愛を伝える手段として、4千年にも渡りやり取りされてきたラブレター。

今現在の希薄なつながり、悪いことではないけどちょっとだけ寂しい。

ぼくもたまには、文章を自分の手で。そして想いを綴ってみよう。

偉人たちの恋文からまた一つ、学ぶことが出来ました。

 

では。じゃばら。